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視線

2018/ 08/ 24
                 



電車内。
満席で、どこにも座るスペースがなかった。
しかたなく、開閉ドアの端に背もたれて、カバンから
週刊誌を取り出そうとしたとき、視線に気付いた。
これは実話ですし、なんの脚色もありません。
ありのまま投稿いたします。また、時刻などが定かではなく
記憶の届く範囲で書き込みます。
その時の状況も、座れないでいる人間が私一人であるということ
そして、席がほぼ満席であると言う事をのぞいて、覚えていません。

視線の主がわからない。しかし、気にするほどの事でもなく、
再び週刊誌に目を通した。すると、あたりの雰囲気というか
すこし空間が「ぐにゃり」と歪んだような気がした。
その時、瞬時に「ヤバイ」と感じた。先ほどより強烈に視線を感じ
一つ向こうの座席シートにいる、うつむいた少女(13~14歳ぐらい)
に気付いた。こうして投稿している今も、鳥肌がたち、背筋が
凍り付いています。少女はうつむいていたので「彼女かな?」
と思いましたが、それでも何と言う事は無く、変な気持でいた。
週刊誌を読んでいるのか、何を読んでいるのかわからない感覚で
いたが、今度はすぐ耳元で囁くような声がきこえた。
「○○○○○は・・・○○○ぞ!」今思うと、日本語なのか
わかりません。そして再び少女の方をみると、うつむいていた
少女が上目使いで私のほうを凝視している。私は怖さで目を
そらせずにいたら、少女がうつむいたまま、ニタ~と口元を
ほころばせた。それでもその目はぎょろりと怒りのような表情で
私に向けられていた。腕の極端に細い、髪の長い、色の白い・・・。
そんな印象を記憶しています。目的の駅に降り、駅の階段を降りる際
ホームの方を振り返りました。ホームの真ん中に佇むその子は
怪談を降りる私の方をやはり凝視しており、私はあしがすくみ
しばらく呆然としていると、突然、少女が私のほうへ全速力で
走り出しました。当然、改札に向って逃げ、タクシーを拾い
その場を離れました。細かいところは憶えていませ。が、
それもそのはず。あの時は周りを見る余裕なんてなかった。



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